音楽ファースト
曲、音源、映像、式の演奏、社内の歌、声の研修を受けます。
音楽を誰かに頼む前に読む記事です。「何を伝えればいいのか」「いくらかかるのか」「そもそも頼んでいいのか」。そういう疑問に、一本ずつ答えてあります。
図書館の朗読に音楽を足すなら、ページをめくる静けさを残します。
館内の音楽は、湯音と会話の下です。ロビーと浴場の前で、音量を分けます。浴室の中まで歌詞を流す必要は、多くの場合ありません。
夜の生演奏は、消灯の時刻と、隣のサイトとの距離が先です。
フェスのオープニングの編成は、ヘッドライナーの機材転換の時間で決まります。欲しい楽器より、何分で舞台を空けられるかが先です。
音の構成は、曲目の前に、風上と住宅の方向を見ます。スピーカーの向きで、苦情の出方が変わります。
教会のゴスペルを手配するとき、礼拝の進行のどこに置くかを、神父や牧師に先に確認します。音楽の希望だけでは決められません。
静かな入場の音は、鐘や読経と重ならない位置に置きます。音楽が儀式の前に出すぎると、場が壊れます。
モデルルームのBGMは、営業の会話が主です。ライフスタイルを強調しすぎる歌詞は、説明の邪魔です。
週末の短いコンサートは、来場者が立ち止まる数分です。フルセットのライブではありません。
試乗動画の音楽は、エンジン音やモーター音を消さないことが条件です。製品の音が主役です。
ブランドフィルムは、映像の秒数と、製品が画面に出るフレームが先です。曲を先に完成させると、ほぼ必ず尺がずれます。
15秒と30秒では、サビの置き場所が違います。15秒は、商品名が一度聞こえて終わる形にします。
蔵開きは、仕込みの説明と、試飲の会話が主です。バンドを最初から最大にすると、杜氏の話が飛びます。
社員向けの声の研修は、歌が上手くなる講座ではありません。会議室の端と、電話の向こうに届く声がゴールです。
受話の前に流す音と、研修そのものは別です。研修は、一度で聞き取れる声の置き方を、実通話の文で練習します。
式の生演奏で最初に決めるのは、入場、誓約、退場のどこを生にして、どこを音源にするかです。全部を生にすると、演奏者が休憩できません。
サックスのバーの生演奏を任されたとき、最初に困るのは、音を足すのか、人がその場で出すのかが、依頼の文面では決まっていないことです。
ドラムのレコーディングを任されたとき、最初に困るのは、音を足すのか、人がその場で出すのかが、依頼の文面では決まっていないことです。
合唱部の指導の出張を任されたとき、最初に困るのは、音を足すのか、人がその場で出すのかが、依頼の文面では決まっていないことです。
学校の合唱の編曲は、その学年の音域に収めることが仕事です。原曲の高さを守ることより、全員が声を出せることです。
ブラスバンドの課題曲の前のオリジナルを任されたとき、最初に困るのは、音を足すのか、人がその場で出すのかが、依頼の文面では決まっていないことです。
五線の上に、暮らしをのせる。