音楽ファースト
曲、音源、映像、式の演奏、社内の歌、声の研修を受けます。
音楽を誰かに頼む前に読む記事です。「何を伝えればいいのか」「いくらかかるのか」「そもそも頼んでいいのか」。そういう疑問に、一本ずつ答えてあります。
治療中の音は、タービンの音の合間に置くものです。音楽で機械音を消そうとすると、音量を上げすぎます。
ブランドフィルムの音は、映像の秒数に従います。製品が画面に出るフレームに、音の変化を一つ置きます。
起動音の相談で最初に決めるのは、何秒で、どの操作の直後に鳴るかです。メロディの前に、製品の制約があります。
会社のロゴの音は、ジングルとは役割が違います。ロゴの音は名前を覚えてもらう2秒から5秒です。
朗読の下の音楽は、声の子音が聞こえることが条件です。パッドを厚くすると、文字が溶けます。
ポッドキャストのジングルは、番組の名前を覚えてもらう音ではなく、話題が変わる合図です。名前の音が欲しければ、それはサウンドロゴとして別に作ります。
100年の記念曲は、歴史を全部歌詞にすると、年表の朗読になります。残すのは、いまの社員が歌える一文です。
一日店長のテーマは、その人の登場の数十秒です。店のテーマソングを、そのまま大きくかける仕事ではありません。
期間限定の音は、会期が終わったら使わない前提で作ります。長くブランドに残す音と、ファイルの管理を分けます。
ショーの音楽は、モデルの歩くテンポに拍を合わせます。美しい曲でも、歩幅とズレると使えません。
発表の音楽は、小さな光や手元のアップに合わせます。大きなドラムは、石の映像と喧嘩します。
送りの曲は、功績のナレーションと重なります。曲を満杯にすると、名前と年数が聞こえません。
車内イベントの音は、車内放送と走行音の下です。放送のチャイムの直後に曲を被せると、案内が飛びます。
車内の合唱は、マイクとシートベルトと、ドライバーの集中が先です。盛り上がりは、安全の範囲で設計します。
会場の音楽は、ブースの説明が聞こえる音量です。一曲で会場をまとめる必要はありません。
学生向けのライブは、説明会の本編と、記憶に残す数分を分けます。全編をライブにすると、会社の説明が遅れます。
内定式の社歌指導は、歌の上手さより、その日に全員の口が開くことです。
博物館の音声ガイドの音楽は、解説の一文ごとに隙間を作ります。音楽を敷きっぱなしにすると、固有名詞が聞き取れません。
図書館の朗読に音楽を足すなら、ページをめくる静けさを残します。
展示のループは、何分も同じ場所に立つ来館者に、何度も聞こえます。サビの主張が強い曲は、3周目で疲れます。
公園のバンドは、近隣への音の届き方と、終了時刻が曲目より先です。
五線の上に、暮らしをのせる。