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読みもの

音楽を誰かに頼む前に読む記事です。「何を伝えればいいのか」「いくらかかるのか」「そもそも頼んでいいのか」。そういう疑問に、一本ずつ答えてあります。

神社の祭の音楽を頼む

祭の音楽は、既存の神事の音を置き換えません。新しい演奏を入れるなら、神事の前後のどこかを、宮司や祭りの担当に指定してもらいます。

株主総会の入場を頼む

入場の音は、受付と、開会の宣言のあいだの数十秒です。会社の歴史をこの曲で説明しません。

入社式の社歌を頼む

入社式の社歌は、その日に全員がサビを一度口にできることがゴールです。フルコーラスを初見で求めると、式が止まります。

運動会のチームの曲を頼む

チームの曲は、入場の行進のテンポに拍を合わせます。応援歌として盛り上がる曲と、行進できる曲は、一致しないことが多いです。

学校の合唱の編曲を頼む

学校の合唱の編曲は、その学年の音域に収めることが仕事です。原曲の高さを守ることより、全員が声を出せることです。

葬儀の入場の音楽を頼む

葬儀の入場の音は、列の速度に合わせ、小さく、短くします。気持ちを盛り上げる曲は置きません。

結婚式の入場を頼む

入場の曲は、扉が開いてから席につくまでの秒数です。定番の長さの曲を、そのまま最後まで流すと、着席の後も曲が残ります。

結婚式の退場を頼む

退場は、挨拶が終わってから扉の外に出るまでです。入場より短いことが多いです。

結婚式の生演奏を頼む

式の生演奏で最初に決めるのは、入場、誓約、退場のどこを生にして、どこを音源にするかです。全部を生にすると、演奏者が休憩できません。

カフェの昼のBGMを頼む

昼のカフェの音は、注文と会話が主です。歌詞が前に出る曲を連続で流すと、常連の会話が減ります。

バーの夜のBGMを頼む

夜のバーの音は、グラスと会話が主です。ボーカルの大きい曲を連続で流すと、カウンターの注文が聞き取れません。

船のクルーズの夕食を頼む

船の夕食は、船体の振動と、アナウンスが入ります。アナウンスのときは演奏を止める合図を、船の担当と決めます。

船の出航の音楽を頼む

出航の音は、ロープが解けてから港の景色が離れるまでの数分です。長い曲のフルは、多くの場合はみ出します。

CMの15秒を頼む

15秒は、商品名かサービスの名前が、一度聞こえて終わる長さです。物語を二つ入れると、どちらも残りません。