音楽ファースト
曲、音源、映像、式の演奏、社内の歌、声の研修を受けます。
音楽を誰かに頼む前に読む記事です。「何を伝えればいいのか」「いくらかかるのか」「そもそも頼んでいいのか」。そういう疑問に、一本ずつ答えてあります。
ライブの編成は、会場のステージの幅と、電源と、転換の時間で決まります。欲しい楽器の一覧が先ではありません。
コーラスを足す目的は、厚みか、掛け合いか、どちらかです。両方を一度に求めると、リハーサルが足りなくなります。
歌の録音は、キーと、残すテイク数と、歌詞の確定が先です。マイクを選ぶのはそのあとです。
弦を足す目的は、サビの厚みか、導入の数秒か、を一つにします。全小節に四人を置くと、歌が下がります。
仮歌は、本歌の人が歌の形を判断するための音です。リリース用の声にはしません。
懇親会のトリオは、会話が聞こえる音量が仕事です。ソロを長く回す編成にはしません。
発表会の伴奏は、ソリストのキーと、舞台袖から出る秒数に合わせます。
周年の歌は、年表を歌詞にすると覚えられません。サビに置くのは、その年の一文だけです。
社長のスピーチの前の曲は、15秒から30秒です。話の内容を音楽で先に説明しません。
バスの中の合唱は、ドライバーの集中と、シートベルトが先です。
生バンドは、会話の時間、抽選や表彰、最後の音、の三段で音量を変えます。
美術館の展示室の音は、作品のキャプションを読む静けさを残します。
起動音は、アプリが開いたとわかる1秒から2秒です。ブランドフィルムの旋律を、そのまま起動のたびに鳴らすと、操作が遅く感じます。
ボタン音は、押したことがわかる短い音です。旋律にはしません。
採用動画の音楽は、社員のインタビューの声が主です。音楽で会社のすごさを説明しようとすると、声が負けます。
会社紹介の3分は、ナレーションの尺が先です。曲を3分で完成させてから絵を貼ると、メッセージが途中で切れます。
商品の歌は、機能を全部歌詞にするとCMの読み上げになります。残すのは、覚えてほしい一文です。
地域の祭の曲は、既存の囃子や踊りがあるなら、それを置き換えません。新しい音を足す位置を、保存会や氏子の担当に先に聞きます。
盆踊りの音は、踊りの拍が聞こえることが条件です。新しいアレンジで拍の位置を動かすと、輪が崩れます。
街頭の音は、話す内容を歌詞にするものではありません。人が立ち、話が始まるまでの合図です。
待合の音は、名前を呼ぶ声より小さくします。
五線の上に、暮らしをのせる。