この記事の結論
生演奏の出演時間に、すべてのイベントに共通する正解はありません。式典は10〜20分、懇親会は2回に分けて合計30分、屋外の催しは15〜20分を1回に区切る、という組み方が一つの例です。決める前に、「進行の中で音楽に取れる枠」「聴く人の過ごし方」「準備と撤収の時間」の3点を確かめると、無理のない長さが見えてきます。
出演時間より先に決める3つのこと
- 音楽に取れる枠はどこか:式次第や進行表の中で、音を入れてよい場所と、入れてはいけない場所(式辞、来賓のお話、表彰の読み上げなど)を分けます。
- 聴く人はどう過ごしているか:席に座って聴くのか、立ったまま歓談しているのか、通りかかる人が立ち止まるのか。聴き方で、続けて聴ける長さが変わります。
- 準備と撤収に何分かかるか:音出し、リハーサル、撤収の時間は、演奏の時間とは別に必要です。会場の入れ替えの時刻から逆算します。
式典・懇親会・屋外の催しで比べる(組み方の例)
| 場面 | 組み方の例 | 聴く人の様子 | 気をつける点 |
|---|---|---|---|
| 式典(周年・創立記念・表彰式) | 開式前の入場の音楽5〜10分/式辞のあとのつなぎ5〜10分、合計10〜20分 | 席に座って聴く | 式辞や来賓のお話の最中は音を入れない |
| 懇親会(立食・着席) | 乾杯のあと15分、歓談の中ほどで15分、合計30分を2回に分ける | 立ったまま会話している人が多い | 会話を邪魔しない音量。続けて長く演奏すると話しにくくなる場合がある |
| 屋外の催し(広場・商業施設・祭り) | 15〜20分を1回に区切る。時間をあけて2回に分ける形もある | 通りかかる人が立ち止まる | 天候の代案と近隣への配慮 |
上の分数は、音楽ファーストが進行の組み方を整理するときの例です。決まりや基準ではありません。会場の決まりや主催者のご希望で変わります。
長くしたいとき・短くしたいとき
長くするときは、1回を長くするより、2回以上に分けるほうが組みやすい場面が多くあります。懇親会なら、乾杯のあとと閉会の前に分けると、歓談の時間を守りながら、会の始まりと終わりに音楽の時間をつくれます。
時間が押しやすい式典や学会の懇親会では、10分ほどの短い形から組めます。進行が押したときは、演奏を短縮版(5分)に切り替えられるよう、進行表に入れておきます。
時間を決めるための進め方
- 候補日・会場の種類・参加人数の帯を伝える(未定の項目は「未定」のままで構いません)。
- 進行表と、音楽に取れる枠を伺います。
- 組み方の案(回数と長さ)を文でお送りします。
- お見積りを受け取り、社内・団体内で決めていただきます。見積りの読み方は生演奏の見積書の見方をご覧ください。
費用の目安は、小規模15万円〜・中規模50万円〜・大規模100万円〜(税別)です。演奏の人数、時間、回数、移動、会場の音の条件で変わります。場面ごとの依頼は周年記念式典、祝賀会・懇親会、商業施設のイベントのページにまとめています。
よくある質問
生演奏は何分くらいが目安ですか。
場面で変わります。式典は10〜20分、懇親会は15分を2回、屋外の催しは15〜20分を1回に区切る、という組み方が一つの例です。決まりではないため、進行の中の音楽に取れる枠から決めます。
30分を続けて演奏してもらえますか。
組めます。ただし、立ったまま歓談する場面では、15分を2回に分けるほうが会話を邪魔しにくい場合があります。
時間が押したときはどうなりますか。
短縮版(5分)に切り替えられるよう、進行表に入れておきます。
準備と撤収の時間は演奏の時間に含まれますか。
含まれません。音出し、リハーサル、撤収は、演奏の時間とは別に必要です。会場の入れ替えの時刻から逆算して整理します。
屋外で天候が悪いときはどうしますか。
雨天の代案を、打ち合わせのあとの確認書に文で書きます。
