ゲレンデの音楽を任されたとき、最初に困るのは「何を流せば滑っている人が気持ちいいか」です。施設の名前を歌詞に入れる仕事ではありません。
求められるのは、滑走のテンポに合う音です。急な転調や、突然大きくなる低音は、集中を切ります。同じフレーズが1時間繰り返されても、不自然にならないループが要ります。
屋外で、しかも寒冷地です。生演奏を常設するのは、電源、屋根、防寒、楽器の調子のすべてが揃う日に限られます。納品のほとんどは音源です。
クリスマス期間、年末年始、春スキーで曲想を替えることがあります。一本を通年で回すのか、季節で差し替えるのかを先に分けます。
放送エリアの広さ、流す時間帯、いま流れているBGMの有無。この三つがわかると、ゲレンデ用の提案が書けます。
相談のときに教えていただくのは、どこで使うか、いつ使うか、生演奏か音源か、の3つです。決まっていない項目は「未定」で構いません。金額は、条件を伺ったうえでご提案します。

